介護の仕事に興味がある方の中には、「直接利用者と接する仕事ではなく、もっと外側からのケアが出来る仕事はないだろうか?」と思っている方もいると思います。利用者の方は生活をする上で様々な面で不安や不便さを感じていますから、これらをサポートすることが出来れば、嬉しいですよね。
介護関係の資格のひとつ、福祉住環境コーディネーターという資格をご存知でしょうか。福祉住環境コーディネーターというと、「どういった仕事をするのだろうか?」と思われる方が多いと思いますが、福祉住環境コーディネーターは高齢者の方や障害者の方が安全に暮らせる住環境を提案していく、とても大切な仕事となっています。福祉住環境コーディネーターとして仕事をする際には、単独で仕事を進めるのではなく、医療現場や介護現場、福祉現場、建築などのプロと一緒に取り組んでいくことになり、それぞれのプロの力を合わせてプラン作りを行っていくことになります。福祉住環境コーディネーターの資格には1級から3級まであり、少しずつステップアップしていくことも可能となります。1級、2級の資格取得をしている方であれば、住宅改修費などを申請する際に介護保険給付の理由書を作成することも出来るため、仕事の幅を広げることが出来ます。福祉住環境コーディネーターの資格は受験資格などありませんから、今まで介護業界や建築などに携わってこなかった方でもチャレンジすることが出来ます。試験は年2回行われており、合格することで資格が取得出来ます。
介護業界では、こういった利用者が安心して生活できる環境をつくり出す仕事もあります。あまり表だった仕事ではありませんが、やりがいは大きな仕事となるでしょう。